
第1作目「第4のユニット」に関するポータルです。
基本情報
- ラインナップ
| 機種 | 発売日 | メディア | 価格 |
|---|---|---|---|
| PC-8801mkIISR以降 | 1987年12月 | 5"2D 2枚組 | 6,800円 |
| FM-77シリーズ | 1987年12月 | 5"2D / 3.5"2D 2枚組 | 6,800円 |
| X1シリーズ | 1987年12月 | 5"2D 2枚組 | 6,800円 |
| PC-9801シリーズ | 1988年 | 5"2HD / 3.5"2HD 1枚組 | 6,800円 |
| MSX2 | 1988年4月28日 | 3.5"2DD 1枚組 | 6,800円 |
| PC-88VA | 不明 | 不明 | 6,800円 |
| X68000 | 1988年12月5日 | 5"2HD 2枚組 | 6,800円 |
| FM TOWNS (「LINKAGE(ACT1+ACT2)」) |
1989年8月 | CD-ROM | 9,800円 |
キャッチコピー
あなたは、記憶を失った少女。
謎の言葉「ブロンウィン」の正体とは何か。
そして、影でうごめく2つの組織の正体とは?
データウェストが新たに送るハイパーバトルアドベンチャー。
特長
「第4のユニット」PC-8801mkIISR以降版のパッケージより
- コマンドはアイコン+動詞の完全コマンド選択
- バトルモードが付いて、エキサイティング度パワーアップ
- 全機種FM音源対応、BGMは全部で7曲
- 2ドライブ専用
概要
記念すべきシリーズ第1作目。コマンド選択式のアドベンチャーゲームで、物語の主な舞台は学園ですが、街中で突然軍隊による市街戦が発生したり、人体兵器の超能力バトルなどのSF要素も絡んだりと、ストーリーのプロットは比較的ハードです。しかし、薬師寺健雄氏の描く可愛らしい女性キャラクターと、テキストのゆるめな語り口により、受ける印象は柔らかく、良い意味で80年代ノリとも言えるかもしれません。
ゲームシステム
コマンド選択式のアドベンチャーゲームです。対象と動詞の選び方に特徴があり、対象は中央画面の一枚絵・画面上部のアイコン・画面左部の地図のいずれかから選び、動詞を画面右部から選びます。動詞のみを選ぶこともでき、それが難易度のちょっとしたスパイスになっていたりします。
戦闘時は専用のバトルモードに変わり、選択したコマンドに応じてミニキャラがアニメーションします。コマンドに「関節技」があるのは、開発者の趣味が反映されていると思われます。(物語的には藤原先生直伝と思いたいですが、アッシュも使えるので違うかも・・・)
レビュー
本作の元ネタの1つは「バイオニック・ジェミー」(76年~78年)でしょうか。もちろんまったく同じ、というわけではありませんが、作品の構成要素としては近いものがあります。また、当時の世界情勢(80年から88年にかけて行われたイラン・イラク戦争など)からも影響を受けていそうです。ブロンウィンが「4番目のB.S.」であるという設定は、「機動戦士Zガンダム」(85年)の登場人物、「フォウ・ムラサメ」の影響があるのもしれません。
売り上げはわかりませんが、数多くのハードに移植されていること、約8か月後に次作がリリースされていることから、それなりに好評だったのではと推測します。PC雑誌だけでなく、ファミ通のようなコンシューマゲーム雑誌でも取り上げられていました。(ポップな女の子が多く登場するという写真映えが良かったのでしょうか。)
2022年現在のレビューでは同人ソフトレベル、という評価が散見されたりしますが、確かに本作の8カ月前にリリースされた同じアドベンチャーゲームの「ジーザス」(エニックス)のような本格派と比較すると、本作はずいぶん小粒に感じられるというのはあると思います。
しかし、PCゲームはもともと同人のような個人製作からスタートしていますし、ちょうど本作が制作された時期に、天才的なクリエイターが大手資本を使ってオーパーツ的なクオリティの作品を完成させるようになっていたというのもありますので、本作が特別に劣っていたか、と言われるとそんなことはありません。本作の最大の魅力は薬師寺健雄氏の描く美少女キャラであり、35年を経た今でも、その輝きは変わりません。
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