
第2作目「第4のユニット2」に登場する用語について、取扱説明書の設定資料集、または物語中の表現を使って説明します。
WWWF(スリー・ダブリュー・エフ)
[die Walstatt Widerhalt Waffen Formation]
いつ、誰によって、どのように組織されたのか、全く不明の軍事組織である。WWWFは、過去、現在共に武器売買(死の商人)で利益を上げており、そのため、世界各地で慢性的な紛争状態が続く事を望んでいる。その手段として常に世界のどこかで、小は、テロ活動から、大は、戦争までを誘発支援し、時には自軍の実戦部隊を投入、紛争発生の影の主役として暗躍している。
WWWFの狙いは全世界の統治支配にあるが、しかし自ら白日のもとに、その正体を現わして支配することが目的ではなく、あくまでも世界の政治経済を、裏から操作することに存在価値を見出している。そして彼等はこれを、愚民を統治する最良の方法とし、それを遂行しようとする行為は、総て善であると信じている。
WWWFの兵器体系は、独自のテクノロジーを基盤に発達しており、バイオニック・ウェポン、ハイ・マテリアル・ウェポン等、既存の軍事兵器には見られない、かなりシステマチックな分類開発を行なっている。その中でも最優先で開発されていたものが、バイオ系兵器B.S.(バイオニック・ソルジャー)である。このようにWWWFの兵器テクノロジーは、世界の兵器レベルの一歩先を歩んでいる。統合軍がWWWFを殲滅できない理由は、ここにあるといえる。
また、WWWFは軍事犯罪組織としては、異例の組織体系を有している。即ち、専制君主国家のように、秀でた1人の人間によって統治されるのではなく、強いて言えば民主制協和国家に近く、複数の人間によって評議会らしき物が形成され、共同運営されているのである。なお、その統治者達が何人で、どこにいるのか、などの詳細な情報は組織内でも、ごく限られた上層部の人物しか知らない、トップシークレットとなっている。
統合軍 [United Force]
統合軍の母体を調べようとする者は、1980年代後半の国連軍にまでさかのぼらなければならない。
当時、中東方面で問題となっていた、2大石油産出国間の宗教紛争は、国連による国際公法の強制摘要で、一応の解決を見たかに思われていた。しかし、和平条約調印後わずか1週間で、この条約は破棄される事となった。両国の軍隊が独自の判断で、再び相手国に侵攻を開始したのである。これに対し両国政府首脳部は遺憾の意を表明しつつ、総て軍隊の暴走による行為であり、これが政府の意向ではない事を重ねて強調したが、時すでに遅く、双方共相手の言い分を聞く精神的余裕を、完全に失っていた。この一連の事件は後年、軍隊が肥大化し、国家の中の国家と化した最悪の例だと評される事になるが、真実は別の所にあった。国連は調停失敗の面目を回復するために、ついに国連軍の投入に踏切った。そしてWWWFという軍事組織の存在が確認されたもの、この時である。以前から、紛争を影から操作する組織が存在する事は予測されていたが、今回の不自然な戦闘再開によって、国連軍情報局がその実体をわずかながらつかんだのである。しかし、全世界にその存在を公表する事は、各国の一般人に与える影響を考慮すると、必ずしも正しい選択とはいえず、国連加盟国はWWWFへの対応に頭を悩ませなければならなかった。加えて、一度再燃した敵愾心は、紛争がWWWFによって仕組まれた事だと分かっていても、容易におさまらず、この両国間の宗教紛争は、現在もなお続いているのである。
そしてこの事件の後すぐ、国連は対WWWF軍政として、 極秘裡に国連軍を母体とする現在の統合軍を編成した。
統合軍は、国連に加盟している国々の軍事力で維持されている、全世界規模の防衛機構であり、その存在は極秘である。また統合軍の活動は政治及び、各国の利害によって左右されることはなく、常に中立の立場をとるよう、国連によって厳しく管理されている。そのため、国家間の紛争には関与する事はできない。しかしWWWFの存在が確認された事件の場合は、それらの制約は無効となり、統合軍はその事件に対し全権を与えられる。
B.S.(バイオニック・ソルジャー)
本来B.S.は、戦闘機パイロットの様な、過酷な環境に順応できる人間を、造り出す事が目的で開発された、強化人間である。そのため筋力、瞬発力、耐久力、持久力、瞬間的判断力など、総てにおいて常人の数倍の能力を有している。特に重力の変化に対して高い耐性を示し、マイナスGの環境においては、ベテラン戦闘機パイロットの2~3倍の能力が発揮できる。また、開発中極まれではあるが、サイコパワー特殊能力を身に付ける実験体もいた。そして試作品中、初めて計画的にこの機能を組込まれたB.S.が、最終試作品No.4「ブロンウィン」である。なお、サイコパワー使用時には、エネルギー暴走を防ぐために制御リンクが必要となるが、現在は小型化に成功しB.S.用耐ショックスーツに内蔵されている。しかし、一見無敵とも思えるB.S.にも欠点が存在し、最低12時間毎に専用エネルギー・カプセルを摂取しなければ、行動力が著しく低下してしまう。
また、人道的な問題から統合軍では、B.S.の開発は一切行われていない。
本作で、BSがクローンであることが明かされる。また、物語終盤ではそれを示唆するように、ブロンウィンとうり二つの人物が一瞬だけ登場する。(次作で登場するスイシーゼである。)
サイキック・インタラプター
特定の力場の中で、BSのサイコパワーを封じ込めることができる装置。
サイコパワー
以下、「サイコパワーの防御、応用に関する、理論と実際について」より
サイコパワーは、使用者の意志により防御壁としても使用可能である。これをサイコシールドと呼ぶ。なお、ブラスト、シールド共に、使用者の精神状態により出力が左右される。感情の起伏が上限に達した時、最大出力が得られる。
サイボーグ計画
UFO型の飛行船(トランスポーター)で各国の要人を誘拐し、要人の解放と引き換えにサイボーグ兵器を売りつける。その購入契約を身代金替わりとするWWWFの計画。売り付けるサイボーグの元になる人間は、購入国の兵士や一般市民だという。
しかしその実態はVIPクローニング計画の隠れ蓑に過ぎず、誘拐した要人のクローニングし、そのクローンを解放してWWWFの意のままに操るというものであった。
WWWFの基地にはクローン人間をコントロールするための制御室がある。本編の最後でブロンウィンたちにWWWF基地のコントロールセンターを破壊されたため、クローン人間は生命維持機能に障害を起こし、自己崩壊していったという。
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