2023年12月29日金曜日

D-Again THE 4th UNIT FIVE ストーリー


第5作目「D-Again THE 4th UNIT FIVE」のストーリーを確認していきます。



「D-Again THE 4th UNIT FIVE」FM TOWNS版のパッケージおよびマニュアルより

2週間にわたる特務監査官の研修を終えたブロンウィンは、監査局局長バーデラ・ブレイ・カッテイルより特務機構長官護衛の任を受ける。目的地はスイス、ジュネーブ。しかし、その詳細は直前まで極秘、しかも一般観光客を装って任務を遂行しなければならない、というハンディがついていた。ブロンウィンはこの任務に、空軍大尉オージス・フォッファーと共につく。
これに絡むWWWFアングラ・マーケットの崩壊とダルジィの復活。そして出現する強棲獣曝兵器G-R(ゲー・エル)
「第4のユニット」第1部WWWF編、完結!




MERRYGOROUND MEMORIAL BOOKより


第6作目「MERRYGOROUND」付属の「MEMORIAL BOOK」にもシリーズ各作品のあらすじが記載されています。

 特務監査官に就任したブロンウィンは、監査局局長より特務機構長官レミー・ビンデルクの身辺護衛を命じられる。それは、レミーをジュネーブで開催される国連定例総会に無事出席させるためであった。ブロンウィンはオージス・フォッファーを伴いスイスへ向かう。偶然にも、乗車したTGV-IIIの中でダルジィと再会するブロンウィンだが、敵意を見せぬダルジィに戸惑いを隠せなかった。ダルジィをつけ狙う「強棲獣曝兵器G-R」と、WWWF崩壊にかかわる新興組織「アインハイト」。そして、状況は激変する。




ストーリー考察


タイトルの「D-Again」とは「ダルジィ再び」という意味で、第3作目でブロンウィンにフルボッコされたダルジィが再び登場します。かつてのライバルが手を取り合い、共闘するというのは鉄板の熱い展開ですが、大した盛り上がりをみせないのはダルジィがあまり強くないからでしょうか。

ほぼ全編がフランスの高速鉄道「TGV」の中で展開され、「TGV」の観光案内も兼ねているような内容や、ウィットに富んだ大人の雰囲気を感じさせる会話の数々は、脚本を担当した中村一秀氏の作家性の成熟を表すものかもしれませんが、そんな内容は一体誰が望んでいるのでしょうか。

制作側としては、マンネリ化防止のため、プレイすると観光気分が味わえるといったアドベンチャーゲームに新しい価値を付加することをしたかったのかもしれませんが、策士策に溺れるじゃないですが、技巧に走った結果として4作目以上に迷走しているとしか感じられません。

第2作目から8ヵ月しか経っていないのに、ブロンウィンは顔も性格も別人になってしまっています。疑似記憶がないので確固たる自己を持っておらず、周りに影響されやすいのかもしれませんね・・・。

敵の巨大組織WWWFは、組織としての詳細が明かされぬまま、唐突に崩壊。後継組織アインハイトはBSに代わる「強棲獣曝兵器G-Regen(きょうせいじゅうばくへいき・げー・りーげん)」なるセンスなさすぎる生体兵器を開発し、プレイヤーを暗澹たる気持ちに陥れます。BSの謎もすべてが明らかにならないまま、「BSオリジナルマトリクス」や「調整因子」といった追加要素が登場し、モヤモヤが止まりません。

とはいえ、次作以降はいろんな意味でさらに別物になっていくので、旧来のファンを切り捨てて新しいことを始めるという意味では成功したのかもしれません。





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