2024年3月8日金曜日

MERRYGOROUND THE 4TH UNIT SERIES ポータル


 第6作目の「MERRYGOROUND THE 4TH UNIT SERIES」に関するポータルです。



基本情報






キャッチコピー


「MERRYGOROUND THE 4TH UNIT SERIES」FM TOWNS版の広告より


第2部アインハイト編スタート!!
●特製メモリアル・ブック付(52P)!!
●DAPSフル搭載ソフト!!





特長


「MERRYGOROUND THE 4TH UNIT SERIES」FM TOWNS版の広告より


アニメーションシステムDAPS

「AYA」で大好評のDAPS(Datawest Active Picture System)をフルセットで搭載。きれいなグラフィックスのアニメーションと、BGM、セリフを完全平行同時再生。ついにブロンウィンが動く!喋る!


総動画枚数2,500枚

「AYA」の約2倍にも及ぶ膨大な動画枚数。CD-ROMの限界に挑戦!


新機能:DAPSリプレイ

ユーザーの皆さんのご希望にお応えし、ゲームを解き終わるとオープニングからエンディングまで一気に再生する、DAPSリプレイ機能を搭載。さらにビデオカードをつなげばVTR録画も可能!


「メリーゴーランド・メモリアルブック」(52Pフルカラー:非売品)つき





概要


シリーズ第6作目。第2部アインハイト編の第1作目。対応機種はFM TOWNSのみとなりました。

データウエストの伝家の宝刀、DAPSをフル搭載して、その技術力を前面にアピールした作品です。いまとなっては何をかいわんやですが、90年当時では、アニメーションと音声・BGM・効果音が同時に再生されるということが驚きをもって迎えられ、技術力のアピールになった時代なんですよね。

キャラクターデザインも一新され、シリーズとして再出発する決意を感じさせます。





ゲームシステム


「MERRYGOROUND THE 4TH UNIT SERIES」FM TOWNS版のマニュアルより

このゲームのコマンド入力は2段階になっており、次のアクションを予想した結果をリアルタイムで入力しなければなりません。コマンド入力を必要とする際には、ウィンドウ横のバーが点灯します。この状態になるとウィンドウ上部のタイマーが減っていきますので、タイマーが消える前にコマンドを入力して下さい。第1段階コマンドをジョイパッドの上下で指定してAボタンを押すと、第2段階コマンドを指定出来る様になりますので、第1段階同様に選択して下さい。また、まだ第2段階コマンドを選択していない場合、Bボタンで第1段階コマンドをキャンセルする事が出来ます。
 ライフは間違ったコマンドを入力したり、タイムが無くなるまでにコマンドを選択出来なかった時に減少します。ライフが全て無くなるとゲームオーバーです。
 コマンドの組み合わせは全部で16パターンありますが、正解はそのうちの一つとは限りません。その場の状況を把握して次のアクション全体を予想すれば、複数の正解を出す事も可能です。




レビュー


シリーズ最大の問題作です。問題点を挙げればキリがありませんが、これまでの悪いところがすべて増幅されて出た、と言っても過言ではありません。

概要にも書いた通り、本作の売りである全編フルアニメーション・フルボイスは1990年当時としてはかなり凄いことだと思われます。しかし、その凄いことを実現するために、それ以外のところがすべて犠牲になってしまったような出来です。グラフィックの解像度も低く、ドットのジャギーが目立ちます。(これは2023年現在だからというのではなく、当時からそう感じていました。)

その中でも最大の問題はキャラデザインです。今作ではディレクターの中村一秀氏が兼務したようですが、ひいき目に見てもプロのクオリティに達しているとは言えません。これまでのブロンウィンとの共通点は赤い髪と青い目くらいです、前作でも劣化が見られていましたが、本作はもう別人・別次元です。また、パッケージ画の背景は、「PSYCHIC DETECTIVE SERIES VOL.4 Orgal」の舞台である「奇談亭」の一室の使いまわしです。手抜きでしょうか・・・。

次にゲームシステムです。これまでもゲーム性を重視しているとは言い難いシリーズではありましたが、本作はまさかの4択クイズ形式。正しい選択肢を選ぶと続きの動画が見られる、という点では、いにしえのレーザーディスクゲーム「タイムギャル」あたりをリスペクトしたのかもしれません。第3作目以降は「電脳紙芝居」と揶揄されることがありましたが、本作ではもう動画を見せることに振り切って、ゲーム性との両立を放棄したのかもしれません。

続いて音声です。せっかくのフルボイスなのですが、肝心の演技がよろしくなく・・・。予算の都合もあってプロの声優ではない方を手配したのでしょうが、これまで作ってきたキャラクターイメージとは程遠く、全般棒読み口調でまったく物語に没頭できません。

ストーリーは第2部となり、敵味方のキャラクターが入り乱れる群像劇に舵を切りました。そのためブロンウィン以外のキャラも操作対象(と言ってもプレイヤーがすることは4択の正解を探すだけですが)となり、主人公の影は益々薄くなっています。

総じて、第4のユニットという素材を使用したデータウエスト社の技術デモ、という内容です。

本作はFM TOWNS版のみリリースされていますが、1992年頃にMEGA-CD版も制作されていました。BEEPメガドライブで数カ月にわたり記事や広告が掲載されていましたが、リリースすることなく発売中止になったようです。

私事で恐縮ですが、リリース当時FM TOWNSを所有していないのにも関わらず、メモリアルブック欲しさに購入しました。薬師寺氏が何かしらで関わってくれていれば、という一抹の期待を持っていましたが、メモリアルブックのキャラクター画を見て絶望しましたね・・・。薬師寺氏がコナミに就職していたといったことは知る由もなく、次作での復帰を願っておりました。





0 件のコメント:

コメントを投稿