2024年12月30日月曜日

WYATT THE 4TH UNIT SERIES ポータル


 第7作目の「WYATT THE 4TH UNIT SERIES」に関するポータルです。



基本情報






キャッチコピー


「WYATT THE 4TH UNIT SERIESE」FM TOWNS版の広告より


フルセットのDAPS搭載はもちろんのコト、今回も多彩な機能が充実。なかでも圧巻の騒動が枚数約40,000枚(ポリゴンDAPS+通常グラフィックDAPS)はCD-ROMならではのゲームソフト史上最強スペックを誇ります。





特長


「WYATT THE 4TH UNIT SERIES」FM TOWNS版のパッケージより


フルセットDAPSを搭載

データウエスト・アクティブ・ピクチャー・システムを全編にわたってフルセットで搭載。途切れのないアニメーションに、PCMによる音声とFM音源+PCM音源によるBGM、効果音が完全同期。


ついにここまで来た!総動画枚数40,000枚

ポリゴンDAPS+セルグラフィックDAPSを合わせた総動画枚数は、40,000枚!CD-ROMならではの、ゲームソフト史上最強スペックを誇ります。


ポリゴンDAPS採用

マップゲームモードでは、ポリゴンデータによるDAPSを採用しました。ポリゴンの街中をプレイヤーは自分の意志により自由に探索可能。DAPSの世界がさらに広がります。


DAPSリプレイ

ゲームクリア後DAPSリプレイ機能によりストーリーをノンストップ再生。純正ビデオカードを使用すればビデオ録画も可能です。さらに、表示動画サイズは1~3倍まで任意に選択できます。
注:ビデオカード使用時には2倍モードのみ。また、1倍、3倍モード時は画面にテロップ文字が表示されません。


PCMメッセージ

メッセージ及びリアクションは、すべてPCMによる完全音声対応。10名の声優により、臨場感溢れるドラマを演出します。


PCM効果音

効果音にはPCM音源を使用。音に定位をつけることにより左の音は左側から、右の音は右側から再生します。


SMS(Structurelized Music System)搭載

BGMドライバにはストラクチャライズド・ミュージック・システムを採用。FM+PCM音源によるステレオサウンドはCD-DAに匹敵。


新ゲームシステム“M2”

“M2”は、MULTI MODEの略で、前作「MERRYGOROUND」で採用されたマルチアクションコマンドシステムの発展型システムです。基本的な操作はパッドを使用したアイコン選択方式ですが、このシステムの最大の特徴は、5種類のゲームモードの中から、各シーンに最適なモードに切り替わりながらゲームが進行して行くという点です。ゲームモードの種類は以下の通りです。

  1. ノーマルゲームモード
    目(見る)、耳(聞く)、鼻(匂いを嗅ぐ)、手(使う)の5種類のアイコンを使った標準ゲームモードです。
  2. ヒアリングゲームモード
    アイコン入力は一切ありません。プレイヤーはTOWNSから再生されるPCM効果音を聞き取り、コネクトゲームモードでの音情報(ヒント)として使用します。
  3. マップゲームモード
    ポリゴンDAPSにより構築された疑似3D空間を探索します。また、シグナルの発信源を突き止めるシーンでも、このモードになります。アイコンは前進、右折、左折の3種類を使用します。
  4. バトルゲームモード
    キャラクターが戦闘状態に入るとこのゲームモードになります。プレイヤーは腕、脚、口(会話)、ボイドランゲージ、回避の5種類のアイコンを使用し戦います。また、ここではタイマーによる行動決定時間制限と、ライフメーターによるHP制が加えられます。
  5. コネクトゲームモード ※画面の表示は「INPUT」となります。
    IDコード、パスワード等の入力時にはこのゲームモードになります。バトルゲームモードと同様、タイマーによる行動決定時間制限と、ライフメーターによるHP制が加えられます。アイコンはアルファベットと数字の中から、最大5種類同時に表示され、それをクリックすることで入力します。




概要


シリーズ第7作目。第2部アインハイト編第2作目。前作同様、FM TOWNSのみのリリースです。

2024年1月現在、シリーズ最新作であり、リリースから30年以上を経たいまも、シリーズ完結の目途は立っていません。

再びキャラクターデザインを変更し、前作に比べればマシになったものの、薬師寺氏時代のような目を引くデザインではなく、凡百の出来です。





ゲームシステム


「M2」なる新ゲームシステムを搭載していますが、第5作目までのコマンド選択式を簡略化したような仕組みです。さすがに前作のような4択クイズ形式はどうかと思ったのでしょうか。マップゲームモードは、テクスチャのない殺風景な生ポリゴンの中を移動する技術デモのような内容です。牛が「モー」と鳴くところが一番の見どころです。





レビュー


物語冒頭で、旧統合軍の攻撃衛星「ワイアット」の暴発により日本の一都市が壊滅させられますが、ブロンウィンとダルジィはそれを聞いても海の上で呑気にウフフして日焼けをしているというイカれた描写があります。第3作目で山田記者が亡くなったとき、ブロンウィンはひどく動揺していたのに・・・。身近な人の死でないと現実味がないのか、死人が多すぎて感覚が麻痺してしまったのか、生体兵器としてのBSの本性なのか。製作陣がどういった意図でこのシーンを考えたのかは分かりませんが、この時点でユーザーは置いてけぼりです。

シリーズ最大の問題作だった前作に比べれば、ゲームシステムおよびグラフィックはある程度改善しましたが、データウエスト社の技術デモ以上の意味合いは見出せませんでした。

結局、ブロンウィンの両親を始めとした登場人物の出自など、多くの(?)謎を残したままシリーズはここでストップ。とはいえ、これ以上ゲーム化しても解決するとは思えないので、W中村氏が同人誌で設定資料集でも出せばそれでおしまいな気がします。

個人的には、当時製作陣がそれっぽく語っていたように、第3作目できっぱりと終わらせるべきだったと思います。商業作品で、7作も作って結局伏線回収せずに終了って、無責任すぎませんかね・・・。

「これは1と2の完結編といった内容で、すべての謎が解き明かされますよ」(MSXマガジン 1989年2月号 秋田直和氏)
「タイトル未定、サブタイトル『第4のユニット3』、予告どおりだします。シリーズ完結!?」(コンプティーク 1988年11月号 中村一秀氏)




0 件のコメント:

コメントを投稿